Yokohama MM21 Area - Nipponmaru -

4月 26th, 2008


総帆展帆時 / 神戸港寄港


航海時の日本丸Ⅱ

帆船 日本丸(にっぽんまる)。
「日本丸」という名前を持つ船は日本各地に多く存在する(した)ようですが、この日本丸は1930年(昭和5年)から1984年(昭和59年)の引退まで文部省の航海練習船として約半世紀にわたり活躍した帆船で、その役割を日本丸Ⅱに引き継いだ現在は、みなとみらいの日本丸メモリアルパークの展示ドックにて浮体展示公開されています。

入場はマリタイムミュージアムとの共通券を購入(大人600円・子ども300円、ミュージアムのみは400円・200円、ミュージアムライブラリーのみの利用は100円)。乗船時すでに15時半だったため、ミュージアム観覧は諦めることに。

早速、中に入ってみましょう☆


甲板から船の内部へGO / 意外にも木が多く使われている

船内連絡用の無線や各種計器、信号旗などが至る所にあり、船大好きな義父は嬉しくて仕方がないようです(笑)。お茶目な一面も激写~ ♪


無線(使用不可)を握ってみた


嬉しそうに息子に説明 / 操縦室で操舵も握ってみた

 ◇ ◇ 


写真左 : 主機関(メインエンジン)や補機類(発電機やボイラー)などのある機関室
写真右 : 機関部員12名の長、操機長室。右は暖房の吹出口。


厨房です。船が傾いたら軸で固定された鍋が揺れて(写真左)
常に垂直になるようになっています。


時化(しけ)のときは大変だったようですね。


船員部屋 / お風呂場です。


沢山あるロープの結び方を展示したもの。
船内のいくつかの場所に飾ってあります。

太平洋戦争の戦火を逃れ、戦後は中国・東南アジア・南方諸島に残された日本人の引揚げのため、1946年(昭和21年)12月、上海・釜山・シンガポール・台湾を廻り輸送を行ったそうです。またサンフランシスコ対日和平条約調印後は、国外での遺骨収集や慰霊碑の建立などのためにも出航しています。


広くて大きな甲板 / ランドマークTとよく合うなぁ

通常は帆は畳まれていますが、年12回、職員と市民ボランティアにより29枚すべての帆を手作業で広げる「総帆展帆(そうはんてんぱん)」が実施されます。特に、海の日の総帆展帆の前に「登檣礼(とうしょうれい)」と呼ばれる儀式があり、ボランティアの人々がマストに登り海の日を祝って「おめでとう!」と挨拶します。
また、国際信号機を飾り船でお祝いする「満船飾(まんせんしょく)」を行うときもあるようなので、興味のある方はホームページ上のイベントスケジュールをチェックしてみてくださいね。


帆船日本丸&横浜マリタイムミュージアム
(財団法人 帆船日本丸記念財団)
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
Tel : 045-221-0280
営業時間 : 10時~17時(各施設入場は閉館30分前まで)
※ 7~8月の土日祝日は18時半まで延長

Yokohama MM21 Area - Sky Garden -

4月 26th, 2008

高さ296m、延床面積392,885㎡。
タワー棟として日本一の高さを誇る横浜ランドマークタワーには、高さ273m、地上69階に位置する4面ガラス張りの展望フロア「スカイガーデン」があります。入場は有料ですが、360度の雄大な景色や夜景が観る人を圧倒し、また晴れた日はラッキーだと富士山も見えるそうです。
※ 当日の天候と展望フロアからの視界状況は、タワーエントランス横のスカイガーデン専用エントランスにて確認可能です。(支払前☆)

ちなみに直通エレベーターは日本最速の最高分速750m。ウェブサイト曰く、「10円玉も倒れない滑らかな乗り心地」だそうです(笑)。約40秒で日本一空に近い散歩道に到着します。


左:ぷかり桟橋方面。ご近所の商業タワー群が見下ろせる。
右:山下公園方面。画面奥にはベイブリッジへ向かう湾岸道路が見える。


左:医療施設などもある居住区。まだまだ建設ラッシュ。
右:横浜スタジアム(右奥)方面。汽車道・運河パークの一部(左下)も見える。

この日は富士山とまでいかずとも、前日とは打って変わりよく晴れた日だったので、360度の大パノラマをとっても楽しむことができました。目を凝らせば下界の様々なものが見えてきます。

下左の写真。目的は不明ですが、建物右横に白いアルファベットらしきものを発見。拡大して(下右)見てみると…


「PEACE」、「LOVE」の文字が

双眼鏡でよくよく見てみると、この白い文字部分はベンチになっているようで、人々が座ってランチを食べたり休憩したりしているのがよく見えました。ひとつひとつのアルファベットが結構大きいようです。

スカイガーデンからの(360℃ view!!)眺めを体験したいアナタはこちらへ!
※ 通常と夜景の切り替え可能。

 ◇ ◇ 

また、この展望フロアではイベントを開催していることがあります。私達が訪れたこの日も、ステンレスアート彫刻家 中嶋大道氏により製作された、実サイズの数百倍に表現された15体の大きな虫のオブジェの展示があり、実際に作品に触って体感することができます。

※ スカイガーデン入場料のみで観覧可。6月30日(月)が最終日です。


BIG BUGS WORLD~天空に魅せられたメタル虫たち~

ちなみに6月4日が「虫の日」ということで、4日~8日の虫の日期間中に自分の描いた虫の絵を3F窓口に見せると、小学生以下入場料無料だそうです。

※ その他イベント案内はこちら

 ◇ ◇ 

横浜ランドマークタワー スカイガーデン
Tel : 045-222-5030
営業時間 : 10時~21時(最終入場は20時半)
■ 大人:1000円
■ シニア(65歳以上):800円
※学生以下・障害者割引などはウェブサイトを参照ください。

Yokohama MM21 Area - 1 -

4月 26th, 2008


横浜ランドマークタワーと日本丸

シーバス停船所のある「ぷかり桟橋」から横浜グランドインターコンチネンタルホテル(勝手に略して「インターコンチ」と呼んでいた)の裏を通り、パシフィコ横浜の前へ出るとそこには… 出ました!元祖みなとみらい(と私が勝手に命名)!


パシフィコ横浜とインターコンチ / コスモクロック(大観覧車)


(左)ぷかり桟橋よりMM21を望む。
(右)メインの通りで有名なビルがずらり。桜並木で春は見事。


馬車ならぬロバ車!? / ランドマークTとクイーンズSの間の広場


ドックヤードガーデン Dockyard Garden
日本に現存する商船用石造りドックとしては最も古い。
明治29年~昭和48年にわたり実際に使用されていた「旧横浜船渠第2号ドック」を
ランドマークタワー建設時に復元。


ランドマークタワーとクイーンズスクエア

横浜みなとみらい21は、もともと大きな造船所や埠頭施設などがありこれらが移転し、さらに埋立を進め、横浜博覧会の開催や開発が進み現在の状態になっています。この横浜博覧会を中学生で経験した私にとっての「元祖みなとみらい」は、ランドマークタワー周辺のこのエリア。赤レンガ倉庫の改装や横浜ワールドポーターズの出現などは割と後のように思います。


ガーデンスクエア Garden Square (ランドマークタワー内1F)

ということで、この辺りは私が高校生くらいのときからあんまり変わっていない(※注:コスモワールドはアトラクションの移動・増設あり)ので、いろんな想い出が一気に甦ってきて清々しい感傷に浸ってみたりして…。
「あの、みかん房型のインターコンチに一度でいいから泊まってみた~い」とかウットリ言っていた高校生の自分とか、パシフィコ横浜の裏にある大きな公園「臨港パーク」から見える花火を当時のカレと観に行ってロマンチックな夜を過ごしたこと、車の免許を取ってからはドライブがてら桜並木を何度も走ったり、夫と結婚前に一周する時間が15分(全長112.5m、転院480名、世界最大の時計機能を持つらしい)あるという大観覧車に乗って夜景を眺めたりしたこと…。言い出せばきりのないほど、小さいけどキラキラした想い出がいっぱい詰まった場所です。

Yokohama MM21 Area - Sea Bass -

4月 26th, 2008


シーバスよりMM21地区を望む
(手前の船は海上保安庁の巡視艇)

横浜といえばMM21ことみなとみらい地区。
昨日までとうって変わって晴天となった3日目は、またもやシーバス(超活用中。)に乗りこみ、前日利用した「赤レンガ倉庫」の次の停船場である「みなとみらい21ぷかり桟橋」へ向かいます。


山下公園

シーバスの停船場は、山下公園・赤レンガ倉庫・MM21ぷかり桟橋・横浜駅東口となっています(特に駅とを結んでいるのが観光客にはとっても便利かも)。山下公園から「MM21ぷかり桟橋」まで向かうシーバス船内からは横浜の港一帯の美しい景色が広がっていました~!(写真はすべてクリック拡大)


シーバス ルートマップ


大桟橋 / 赤レンガ倉庫停船場からMM21を望む


ベイブリッジ / 義父の後ろにつばさ橋とベイブリッジ

「MM21ぷかり桟橋」停船場はインターコンチネンタルホテルの裏側にあり、ホントにぷかぷか浮いています。桟橋から陸地へ行く途中にはぷかぷかと浮くレストランもありいい雰囲気でしたが、波が高い日の食事は揺れて気分が悪くなるかも…。


ぷかり桟橋にて

Yokohama Red Brick Warehouse

4月 25th, 2008

義両親たちにとっては初めての横浜であり、古き良き港町ヨコハマや山手を歩きながら見せようと思っていた私の計画は連日の雨によってほぼ丸つぶれ。。到着の翌日、山下公園から出ているシーバスを利用して赤レンガ倉庫へ向かった時には、豪雨になっておりました。(誰だ?雨「おとこ」は…)


山下公園の乗り場に停まっているシーバス


チケット売場 / 船内

横浜赤レンガ倉庫は「新港埠頭保税倉庫」として2号館:1911年(明治44年)・1号館:1913年(大正2年)に竣工、1989年(平成元年)にその役割を終えたのち2002年(平成14年)に一帯が「赤レンガパーク」として整備されるまで暫くの間放置されていました。現在、1号館には展示スペースやホール、2号館は商業施設となっており、2007年には近代化産業遺産として経済産業省の認定を受けているそうです。
詳しい歴史についてはこちら(横浜市湾岸局Webより)。


晴れてたらこんなかんじ / 夜はグッとロマンチックに…なるはず

とにかく雨が凄かったので、赤レンガ内のお店を散策しつつお昼タイムに突入。
そして日本に到着後初のランチはというと…。

『茶の間 chano-ma チャノマ』

レストラン案内一覧の中でもひと際目をひく異色のお店に即決。入ってみるとこれまたなんとも自由な雰囲気で、座る場所は空きさえあれば選ぶことができます。折角なので迷わず「お座敷」へ。

テーブルの代わりに丸い大きなお盆がふたつ(4人だったので)並び、そのまわりに自由な姿勢でゆったり。女性用にひざ掛けを持ってきてくれるので、スカートのお姉さんも、アグラ姿を彼に見せたくな~いという女性のみなさんも安心☆ ランチメニューは5品ほどから選べ、お替り自由の焼きたてパン(しかも数種類あり、サーバーさんが焼きあがるたびに配り歩きます。私達がいた1時間のあいだだけでも4種類は廻ってました。)、スープ、サラダ、ソフトドリンク、麦茶(アイスかホット)がついて1000円。これはお得!美味しくて大満足~!

赤レンガ倉庫内(1号館)には輸入食料品店、雑貨店、家具屋、アクセサリーなどさまざまなお店が入っており、もちろん「横浜といえばシュウマイ」の崎陽軒をはじめとしたレストラン(カウンターサービス含む)やジェラートのお店などお腹にも大満足。昔はJRの駅から遠かったけれど、みなとみらい線のある今はアクセスもいいし、みなとみらい21や大桟橋と並んで素敵なお散歩コースになっているようです。(もちろん駐車場もあり)

この日は大雨があまりにも止まないため、赤レンガ内散策後は目の前のタクシー乗り場へ。通常は歩ける距離だけど、どしゃ降りの中4人で2本の傘というのもどうかということで、異議なく義母リクエストのシルク博物館へ直行。

しかし博物館はその日から改修工事で一週間の閉館。。

え!?氷川丸とマリンタワーも改修中で閉まってなかったっけ…?
一体どうなっているんだヨコハマ!!

ってことで博物館の入っているシルクセンター国際貿易観光会館内にある『物産・観光プラザ かながわ屋』(ミュージアムショップとは別)は営業していたので早速聞いてみると、来年(2009年)には開港150周年となる盛大な横浜開港記念祭事業に間に合うように横浜中あちこち改修しているんだとか。
ちなみに開港記念祭自体は毎年、記念日である6月2日前後にみなとみらい21・山下地区・新港地区・臨港パークなどを中心に行われており、第27回を迎える今年の開港祭は6月1日(土)・2日(日)に開催されるそうです。

そんな話をききつつ周りを見わたしてみると、こちらのお店「かながわ屋」さんには横浜のみならず神奈川全域の物産・名産が選り取りミドリじゃあないですか。ということで、感謝を込めてお店Webに写真のある一部をご紹介。


寄木細工のからくり箱(箱根) / 落花生(秦野)


干物(小田原) / よこすか海軍カレー(横須賀)

とっても親切で素敵なスタッフさんたちに丁寧に説明してもらえて気に入った義両親は、お土産をここで沢山購入していました。後日もう一度戻ってきたかったようだったけど、時間がなく断念。

◇ ◇


和カフェ chano-ma (チャノマ)
赤レンガ倉庫内
Tel : 045-650-8228
営業時間 : 11am-11pm (休前日 11am-5am)


シルク博物館
〒231-0023 横浜市中区山下町1番地
シルクセンター
Tel : 045-641-0841


物産・観光プラザ かながわ屋
〒231-0023 横浜市中区山下町1番地
シルクセンター内
Tel : 045-662-4113(物産)、681-0007(観光)

Chinatown in Yokohama

4月 25th, 2008

成田へ到着したのは4月9日、春先にありがちな肌寒い日でした。
通常ならまっすぐ実家へGOのところ、今回の訪日は夫と夫の両親も一緒だったため、ひとまず予約してあった横浜は山下公園目の前のホテルへ直行。
ホテルの部屋からの夜景(見づらいけど)もなかなかのものです。


大桟橋


氷川丸(改修のため休業中)とベイブリッジ(写真右)
写真左:ディナークルーズ用客船がときおり出入りします。

翌日は、数件先にあったデニーズにてのんびり朝ごはん。


その名も「近海で獲れたさばの照り煮定食」。880円

国産食料品人気の高まりを象徴するかのように、メニューにはちゃんと「青森八戸産」と明記されておりました。(ついでにカロリーは 665cal だそうです)

折角日本に来てファミリーレストラン!?と思う方も多いでしょうが、一緒に食事をする人たちの好みが分かれる場合は結構都合が良かったりします。かつてデニーズでバイトをしていた私は確かに数あるファミレスの中でもデニーズびいきだという指摘も無くはありませんが、今回は特に夫側は欧米食、私は和食が食べたかったので、そういったような場合はとても重宝するのです。(夫と夫の家族も実は「日本の」デニーズが大好きなのです)
 注意 : それでもやはり、納豆は彼らの前では食べません。

 ◆ ◆ ◆ 

朝食後は、さっそく近所にある横浜中華街へ。

ウィキペディアによれば『1859年の横浜開港より140年以上の歴史があり、日本最大(神戸南京町や長崎新地中華街とともに三大中華街とされる)かつ東アジア最大の中華街。華僑出身地は広東省が比較的多いが、この中華街の華僑の出身地は各地に分散しており、上海路、中山路、福建路など地名を模した路地が交差し、各路地は当地の出身者が多い。』とのころ。


関帝廟(かんていびょう)と神像

※ 関帝廟とは…
もともとは三国志でも有名な武将の関羽が神格化され関帝となり、信義や義侠心に厚い武将だったことから商売繁盛の神様として各国各地の中華街には必ず奉られているそう。ちなみに横浜中華街の関帝廟は1873年(明治6年)につくられており、6月24日(旧暦)=8月8日に関帝誕という誕生祭が行われるとのことです。

そして中華街と言えば、やはり食べ歩きでしょう~。
まずはゴマだんご(あんを餅でくるんで揚げ、さらにゴマでくるんだもの)をほおばり、そしてお馴染み中華まん。どこの店先でも蒸かしたての中華まんを売り子さんの威勢のいい呼込みで売っているのですが、適当な私達は調査もせず適当に小腹が減ったところで立ち止まり、全く売り子さんの声も聞こえないような一見やる気がないかとも思われる店で豚まん購入。大抵はハズレなどなしで当たり前においしいもんだと思っていたけど、本当においしかった☆


皇朝(こうちょう)2号店皇朝点心舗の2号店。

ま、「世界チャンピオンの」と謳うにはちょいと小ぶりな豚まんだが、味はそれなりにおいしい。2号店が出てるってことからしてそれなりに売れているんだろう。。
結局は嘘だった段ボール入り肉まんの話なんて聞いたり、昨今の中国の環境事情なんて話題に上る日本人にとっては、「世界チャンピオンの」は選ぶひとつの理由になり得るかもね。

しかし結局。

別のお店でもまた買っちゃった~(汗)!


激写されたが、美味しかったっす。

オマケ。お馴染みご当地キティは…


中華街だけに『パンダ着ぐるみキティ』(本名不明)。

横浜中華街のMAPはこちら

I’ve been in Japan!

4月 24th, 2008


ランドマークタワー展望フロアより
(2008年4月11日、横浜みなとみらい)

久々にブログ再開~。
タイトルのとおり4月中旬から日本に帰省(寄生?)しております。
帰省前は英語の試験やアパート探しもしていたし、来てからも夫と夫の両親とともに2週間西へ東へと移動三昧だったので、多くの友人には私が帰省することすら伝えていなかったのです。。怒涛のように過ぎたわこの日々ったら。

夫たちが成田からトロントへ向けて帰っていった日の翌日は、もうかなりボーっとして一日中実家でのんびりしていました。疲労も重なっていたし夫ともよくケンカもしたけど(それはいつものことだけどね…)、とりあえずみんな喜んで帰っていってくれたのでホッとしました。

写真を少しずつアップしていきますので、またお付き合いくださいね。


左:常寂光寺境内、右:仏野念仏寺枝垂桜
(2008年4月16日、京都にて)

Movie - Lars and the Real Girl

2月 26th, 2008

はっはっは~、この映画は面白かった!!
観たのは1月末。実は、ルーマニア映画「4 luni, 3 saptamani si 2 zile (= 4 Months, 3 weeks and 2 days) 」を友達に提案したら「それ暗すぎだし重すぎ。」と一蹴にされたため、代替案でその日に決めて観た映画。しかしこれが大正解だった!(一蹴にされたこのルーマニア映画はカンヌでパルムドールとってるし、まだ観る気まんまんです。→ 一緒に観たい人の連絡求む。)

【ストーリー】
田舎町の兄夫婦の家のガレージに一人で住むLars ラーズはシャイで人とうまくコミュニケーションをとることができないが、仕事もし、毎週教会にも通い、その純粋さで町の人たちに愛されている。ある日「紹介したい人がいる」と兄夫婦を喜ばせたのもつかの間、彼の連れてきたガールフレンドとは、インターネットで注文した等身大セックスドール「ビアンカ」だった!「ブラジルから宣教に来て、英語が話せず、障害のため車椅子が不可欠」と兄夫婦に紹介するラーズ。まるで実際の彼女に接するようにビアンカを愛するラーズを見た兄夫婦は病院へ「2人」を連れていくが、精神科医は「ビアンカは理由があって彼の中に存在している。解決へのチャンスを待つしかない」とし、「彼がその妄想を必要としなくなるまで」ラーズの妄想世界を支援するようアドバイスする。ショックを受けつつも兄夫婦は街中の人に協力を依頼すべく奔走するのだが…。
※ 英語版トレイラーはこちら

現実っぽくない突飛なアイディアで(マネキンじゃなくてセックスドールを注文したところは実は重要なポイント)、家族とは何か、人の優しさや温もりとは?と笑いあり涙ありで問いかける素敵なファミリーコメディです。ラーズの妄想世界を守るうちに、ラーズと兄Gus ガースの過去、彼らが幼い頃に他界した母親との繋がりなどが複雑に絡み合っていることが判ってきます。
また「妄想世界を守る」のも小さな田舎町だから実現する話で、住人達がラーズを傷つけないように奮闘しつつ2人の姿から何かを学び取っていく様子なども、笑いの中にもホロリとさせられる温かいものがあります。

また、なんといってもメインの3人;ラーズ(Ryan Gosling ライアン・ゴズリング)とガース(Paul Schneider ポール・シュナイダー)、そしてガースの妻Karin ケリン(Emily Mortimer)の演技がとても印象的です。一見すると3人ともチカラの抜けた田舎の人っていう感じなんだけど、対人恐怖症で常に緊張しつつも孤独を抱えているラーズ、過去の弟との関係に負い目を感じ現在のラーズの状況に責任を感じているガース、そんな2人を静かに見守りながら家族としてできることは何かを常に模索しトライし続けるケリン、それぞれ3人のいい感じのチカラの抜け具合と間合いのお陰で、笑わせられつつもいろんなことを真剣に考えさせてくれます。

Lars and the Real Girl」は、アカデミー賞でもオリジナル脚本賞にノミネートされ惜しくも受賞は逃しましたが(「JUNO / ジュノ」が受賞)、その他さまざまな賞の受賞・ノミネートされています(主演男優賞を獲得したものもあります)。日本では今年、渋谷シネクイントにて公開されるそうです(邦題未定とのこと)。おすすめです!

Movie - The Kite Runner

2月 25th, 2008

 
映画のポスター / 原作本表紙

ここのところ、最近みた映画は自分の中で結構ヒットしています。観たものを全て記事にしたいくらいですが、なかなか追いつかず。。でも、この映画「The Kite Runner」はきちんと自分で覚えていたくて、重い腰を上げて書くことにしました。
原作は日本語版(表紙安易すぎか考えなさすぎ…)も出て、映画はつい最近、都内の単館系にて公開されたようですね。

【ストーリー】
アフガニスタン首都Kabul カブールの中心地で厳格な実業家を父として生まれ育った少年Amir アミールと、使用人の息子で常にAmirに付き添い親友のようにして育ったHassan ハッサン。Hassanのもつ誰からも愛される大らかな性格、正義感、凧揚げの天分の才へのAmirの尊敬と羨み、さらに裏切りという苦い過去を抱えつつ、1979年のソ連アフガン侵攻を機に情勢の危うくなったアフガンを離れ父と共にアメリカへ移住するAmir。20年後、成長したAmirはその過去と対峙するべくタリバンが勢力を誇るアフガンへ命をかけて戻ることに…。
※ 日本公開のトレイラーをみる - > こちら

原作はKhaled Hosseini ヘイルド・ホッセイニ(日本ではKを発音し「カーレド」と読んでいるようです)の処女作として2003年に英語で書かれ出版されており、本の主人公同様作者自身もアフガニスタンで生まれ育ちアメリカに移住しています。この時期にアフガニスタンを舞台にした映画というと何だか現在のアフガンの不安定な政治情勢や他国の干渉を批判もしくは肯定する平和主義映画なのかなと思いがちですが、確かにそういったメッセージも含んでいるのかもしれませんが、もっと人間の中身にぐっと焦点を当てており、悲惨な状況下でそれぞれ懸命に生きている人々の心を追っている素晴らしいストーリーだと思います。

過去に犯した過ちがほんの小さなことであれ、そによって起こった悲劇は変えることはできないけれど、その後の人生の中でどう生きていくかによって、過去を引きずり続けるのか、フタを閉めるのか、もしくは決着をつけ前向きに歩くようになれたりするんだなぁって気づかされます。その過ちは子どもだろうが、おとなだろうが、裕福だろうがなかろうが、するときはするし偶然が重なって避けられないこともある。。
そう考えると、はじめはこそばゆいと感じた邦題も、かなり納得のいくものではあります。

※ 主人公Amir(大人)を演じた俳優Khalid Abdalla ヘイリッド・アブダラのインタビュー(英語)はこちら

トレイラー(英語版)はチェックしていなかったけれど、観た一番の動機は原作でした。昨年1月に受講したESLの教科書に採用されていたのです。抜粋されたその部分だけ読んで、短いながら登場人物の人間模様や心の動き、情景や時代背景が丁寧かつ鮮明に描かれており素晴らしい本に違いないと確信していました。実際本を買ってすぐに夫側の家族に貸してしまったので結局まだ読めていないのですが、本が帰ってきたら映画に出ていた景色を思い浮かべながら読みたいと思っています。
映画の中の舞台はとても美しく(特に凧揚げ大会のシーン)、タリバン勢力化に設定が変わってもその殺伐とした風景を疑いもなく観ていたのですが、後で知って驚いたのは撮影のほとんどが中国で行われたということ。確かにアフガニスタンでの映画撮影は事実上無理なのでしょうが、中国とは!そういえば、アフガニスタンではこの作品の上映も禁止されたのだとか。描き方的にタリバンに対してかなりチャレンジャーだった気はするけど。。

多くの俳優さんたちが初めてなのか、IMDbの記録に残っていないだけなのか判らないのですが、子役たちはきっと初めてなのでしょう。とても活き活きと輝く演技で(素かもしれない)、観る側も物語にすんなりと入り込めた気がします。特にHassan役の子どもが素晴らしかった(写真右上)!!!それと主人公Amirの父親( ↓ )。

ひとつだけ残念だったのは、このタイプの凧揚げ(Kite Fighting、アフガンのものはAfghan Fighter Kiteとして区別されているようです)についての詳しい説明がされていなかったこと。1人が糸巻き(Spool)を持ち、もう1人が糸を掴んで凧を操縦することは観ていれば何となく掴めると思いますが、重要なのは凧糸は他の凧と糸を切合う戦いをするため砕いたガラス(グラスファイバーなど)で綿もしくはナイロンの糸をコーティングしてある、という点です。操縦する側は素手で糸を掴む(現代ではもしかしたら手袋でもしているのかも?)ため、通常の状態はもとより、風に乗れば糸が引かれてグラスファイバーによって手や指を切ってしまうのです。


左:操縦者はこのように糸を持ち凧を操る (クリック拡大)
中・右:補助者は両手で順手もしくは逆手にスプール(糸巻き)を持つ

つまり、凧揚げの勝者になるためにはその苦痛とも戦い続けなければならないということです。風を読み、凧を操り、多くの敵を切り落とすうちに、凧糸を操る指も手のひらも血だらけになり、その痛みは相当なものになるはずです。それだけに、勝者は勇者と街中に認められることになります。劣等感を常に持っていたAmirは、少年時代に大会で14の凧を切り優勝した父親に対して「自分がどれだけ男らしく貴方の息子としてふさわしいか」ということを誇示すべく、なんとしても勝たなければならなかった。原作では、その痛みに耐えつつ血だらけになった糸を必死で掴むAmirと、彼の気持ちを十二分に察してそれを見守るHassanの様子が克明に描かれています。
捻じ曲がった親子の関係は丁寧に書かれていたものの、この種の凧上げに縁のない人にはそこまで理解できないと思うので、凧屋のおじいちゃんのセリフの中一箇所だけでもいいから入れたら良かったんじゃないかなと思いました。

※ 凧を揚げている様子がわかるトレイラーはこちら


TIME誌ウェブサイト”Oakistan tackles killer kites”より

しかし本当に危険らしく、パキスタンでは2003年にメタルファイバーを使った糸での凧揚げ中に、対戦相手の喉を切って死亡させてしまい、殺人として扱われたケースがあります→しかも何件も同時に起きており、被害者の中には子どもも数人含まれるとか)
またこの事件からも想像できるように、凧揚げ大会というと広い野原や海などの会場を想像しますが、アフガニスタンやパキスタンなどでは揚げる場所は様々。人の家の屋根に乗っている子どももいれば、そのへんの道端や狭い路地から揚げている子、小さな広場から揚げている子もいて、また移動も自由なようです。


こんなに沢山の凧が一同に空を舞う

アフガニスタンではGudiparan Bazi、パキスタンではBasantなどと呼ばれ、スポーツの一種とされているようです。(アフガンタリバン統治下では禁止されていた時代があったとか)

※ 映画「The Kite Runner」はアカデミー賞2008にてアカデミー作曲賞(Best Achievement in Music Written for Motion Pictures, Original Score)にノミネートされました。作曲家Alberto Iglesiasゴールデングローブ賞2008ならびに英国の映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA=British Academy of Film and Television Arts)賞にもノミネートされたその美しい音楽の一部は公式ウェブサイトを訪れ「Enter Site」をクリックすると別画面が開き流れますのでぜひ聴いてみてください(SoundをONにする)。

※ また、Hassan役のAhad Khan Mahmidzadaくんは、2007年のブロードキャスト批評家協会(BFCA=Broadcast Film Critics Association) Critics’ Choice Award(評論家賞?)の「Best Yong Actor」に選ばれたそうです。うん、納得。

多くの人たち、特に過去の苦い思い出を抱えて生きている大人たちにぜひ、大切な人と一緒に観てもらいたい映画のひとつです。

So Beautiful..

2月 23rd, 2008

皆既月食の記事をアップしたら、さっそくから「凄い写真みつけた」とメールが来ました。太陽と月が地球を挟んで一直線に並んだとき、月から見た地球と太陽の状態です。


NASAのウェブサイト「Astronomy Picture of the Day (APOD)」より拝借。
(Copyrightの関係上)写真が見れなくなっていたら → こちら
↑ このページのカットも素晴らしいので是非訪れてみて!

それにしても、なんて神秘的でキレイなんだろう…溜め息がでちゃう。
何ていう名前なんだろう。皆既地食(笑)?日食も月食も地球本位の名前なので、月からみた状態のものに正式な名前があるのかどうか知りませんが…、ご存知の方ぜひ教えてください。