Movie - Lars and the Real Girl
火曜日, 2月 26th, 2008
はっはっは~、この映画は面白かった!!
観たのは1月末。実は、ルーマニア映画「4 luni, 3 saptamani si 2 zile (= 4 Months, 3 weeks and 2 days) 」を友達に提案したら「それ暗すぎだし重すぎ。」と一蹴にされたため、代替案でその日に決めて観た映画。しかしこれが大正解だった!(一蹴にされたこのルーマニア映画はカンヌでパルムドールとってるし、まだ観る気まんまんです。→ 一緒に観たい人の連絡求む。)
【ストーリー】
田舎町の兄夫婦の家のガレージに一人で住むLars ラーズはシャイで人とうまくコミュニケーションをとることができないが、仕事もし、毎週教会にも通い、その純粋さで町の人たちに愛されている。ある日「紹介したい人がいる」と兄夫婦を喜ばせたのもつかの間、彼の連れてきたガールフレンドとは、インターネットで注文した等身大セックスドール「ビアンカ」だった!「ブラジルから宣教に来て、英語が話せず、障害のため車椅子が不可欠」と兄夫婦に紹介するラーズ。まるで実際の彼女に接するようにビアンカを愛するラーズを見た兄夫婦は病院へ「2人」を連れていくが、精神科医は「ビアンカは理由があって彼の中に存在している。解決へのチャンスを待つしかない」とし、「彼がその妄想を必要としなくなるまで」ラーズの妄想世界を支援するようアドバイスする。ショックを受けつつも兄夫婦は街中の人に協力を依頼すべく奔走するのだが…。
※ 英語版トレイラーはこちら
現実っぽくない突飛なアイディアで(マネキンじゃなくてセックスドールを注文したところは実は重要なポイント)、家族とは何か、人の優しさや温もりとは?と笑いあり涙ありで問いかける素敵なファミリーコメディです。ラーズの妄想世界を守るうちに、ラーズと兄Gus ガースの過去、彼らが幼い頃に他界した母親との繋がりなどが複雑に絡み合っていることが判ってきます。
また「妄想世界を守る」のも小さな田舎町だから実現する話で、住人達がラーズを傷つけないように奮闘しつつ2人の姿から何かを学び取っていく様子なども、笑いの中にもホロリとさせられる温かいものがあります。
また、なんといってもメインの3人;ラーズ(Ryan Gosling ライアン・ゴズリング)とガース(Paul Schneider ポール・シュナイダー)、そしてガースの妻Karin ケリン(Emily Mortimer)の演技がとても印象的です。一見すると3人ともチカラの抜けた田舎の人っていう感じなんだけど、対人恐怖症で常に緊張しつつも孤独を抱えているラーズ、過去の弟との関係に負い目を感じ現在のラーズの状況に責任を感じているガース、そんな2人を静かに見守りながら家族としてできることは何かを常に模索しトライし続けるケリン、それぞれ3人のいい感じのチカラの抜け具合と間合いのお陰で、笑わせられつつもいろんなことを真剣に考えさせてくれます。

「Lars and the Real Girl」は、アカデミー賞でもオリジナル脚本賞にノミネートされ惜しくも受賞は逃しましたが(「JUNO / ジュノ」が受賞)、その他さまざまな賞の受賞・ノミネートされています(主演男優賞を獲得したものもあります)。日本では今年、渋谷シネクイントにて公開されるそうです(邦題未定とのこと)。おすすめです!







































