Archive for the ‘Entertainment’ Category

Passion and Aging

木曜日, 10月 16th, 2008


御歳48歳とは思えぬ若さ

久々にサラ・ブライトマン Sarah Brightman の歌を聴いた。
9月の上旬にたまたまテレビでやっていたライブを録画しておいたもので、DVDを売るためのインフォマーシャルとしてプレビューのような形で数曲のみの放送だったのだが、ラッキーだった(当然、宣伝文句の量は半端じゃなく、演奏のほうが少ないくらいだったけど)。

私とサラ(勝手に省略。知り合いではない。)の出会いは、多くの人がそうであろう、彼女の主演ミュージカル『オペラ座の怪人 The Phantom of the Opera』。日本でも、『キャッツ Cats』などにならび劇団四季により上演されているアンドリュー・ロイド・ウェーバー Andrew Lloyd-Webber 作品のひとつだが、主役のクリスティーンを彼女が演じたロンドン・オリジナル・キャスト版のカセットテープ(懐かしい!!)を小学生のときに友人から借りたのが最初だった。その歌声に、怪人も魅了されずにはいられないだろうと、小学生ながら心を強く揺さぶられたものである。(このとき怪人を演じたマイケル・クロフォード Michael Crawford のエキセントリックな奇人怪人っぷりも素晴らしいものだった!)
いつか彼女の立つ『オペラ座の怪人』を実際に劇場で体感したいと想いながら、叶わず大人になってしまったけど(悲)。


アンドリューとサラ。ビューティー&ビースト!?

ちょっと横に逸れるけど、『オペラ座~』は、作曲者のアンドリュー・ロイド・ウェーバーが当時妻だったサラのために書いたもので、NYブロードウェイ俳優協会の反対を押し切ってサラを主役のクリスティーンに決定。(そのせいでサラがトニー賞を逃したとかいろんな話があるみたい) 結果的にサラがアンドリューから離れていって離婚になったけど、アンドリューは怪人の心境を地でいくような感じになってしまったわけよね。。せつないね。本人曰く、「(怪人のアリア「All I Ask of You」は)自分が書いた曲の中で一番美しく、せつなく、ロマンティック」とのこと(アメリカン・アイドル American Idol より)。


聖シュテファン寺院(オーストリア)

今回録画したライブは、今年1月ウィーン ViennaのSt.Stephan’s Cathedral 聖シュテファン寺院で行われたもので、ライトアップされた広い聖堂と細部にわたる美しい装飾を映し出したライブ映像は荘厳でとても素晴らしかった。

もちろん彼女の美しいソプラノは健在だった。しかし超個人的には若干不完全燃焼というか、とくにポップスの曲では抑揚が感じられず、全体的に伝わってこず少し残念。初めて聴いた曲もあったので、これがその曲のスタイルなのかもしれないが、彼女の歌うアリアやミュージカルナンバーなどをCDなどでよく聴いてきた私にとっては、カラダの中から溢れ出るような情熱はどこへ行ったのか?と首を傾げてしまった。感情を冷たくて遠い場所に置いてきてしまったような感じで、寂しくなってしまった。ときには、高音域が続くところではピッチが数ヘルツ下がっていたような気がする。
高音域も特に美しく情緒豊かに、情熱的に歌い上げるのが彼女の得意とするところだと思っているのだけど(彼女の声域は3オクターブ、最高音はE6=真ん中のドがC4。Eはミ。こりゃ高い。)、たぶん聴いた曲がほとんど高音域をカバーするものが多かったせいかもしれない。例えば「オペラ座の怪人」のナンバーからも1曲歌っていたが、低い部分の押しが少なかったので薄く感じてしまった。
確かに、カラオケに行って音域の高いものばっかり歌っていると、本来歌いやすいはずの低音域が不安定になったりするよな~、なーんて、自分と重ねるなんて失礼な話も考えてみたけど。

ま、そうは言っても、教会というものは音がとってもよく響くように作られている(神様の威厳を表すため)ので、そんな中で彼女の目指してきた「ボーカルのない音楽にボーカルを造る」こと、クラシックとロックやポップスなどとの融合(クラシカル・クロスオーバー)などといったことなどを、オーケストラと大合唱とバンドのバックという環境で、恐らく倍音や違う音高が発生したりして、バックサウンドがサラの耳に届くときには若干ズレる可能性なんかもでてくるのかもしれない。もしくは、ボーカルを所謂ボーカルとしてではなく、楽器のひとつとして、もしくは単なる「音」のひとつとして捕らえた演奏であるのであれば、理解できるような気もする。それは必ずしも私の好みではないけどね。
しかし、そんなスゴイ舞台で、デュエットも交え堂々と歌いきったということだけでも、やっぱり素晴らしいんだと思う。観客を見るとみんなコートを着たままで礼拝席に座っているのを見ると、あの中でライトが当たっているとはいえ、寒いだろうなぁ。。


聖ステファン寺院の内部

確かに、彼女を一躍スターダムに押し上げた『オペラ座~』(アンドリュー・ロイド・ウェーバー版)の初演からゆうに20年は経っているわけで、サラの御歳だって今年48歳(2008年現在)になるわけで、年齢とともに声質やスタイルなどアーティストのパフォーマンスが変わるのはよくある話。でもこの年齢だったら「円熟」してくる話は聞くものだけど。。ま、たとえ喉の辺りだけで歌っているように聞こえても、そんなこと言ったらプロに失礼だわな。。
ま、もしかしたら体調でも悪かったのかもしれないしね。(← こういうふうにストレートに思える謙虚な人にならなきゃなぁと思いながらなれずに大人になってしまいました…)

何はともあれ、トリの曲 「Time to Say Good-bye タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は、私の大好きなナンバーでもあるけど、今回もウットリさせてもらいました。

大変ステキなことに、このライブについて日本語で書かれている記事を発見。しかもYoutubeによる画像付き!!ぜひ、この荘厳な世界を体験してみてください。
arkanalさんのブログを訪れる
日本ではNHKハイビジョンでの放送だったんですね~。

とかいろいろ書きまくりながら、11月末にトロントで行われる彼女のコンサートのチケット買っちゃった☆ やっぱり好きなのよね。ナマで聴くのが楽しみだ~!!

それにしても。ホントどうでもいいんだけど、サラってレイチェル・レイ Rachel Ray に似てない?二人とも歳を重ねるごとにふくよかになってるし。(グーグル画像検索したら、ぴっちぴちでホットなレイチェルが出てきて、ふくよかなのしか知らなかった私はビックリ…)


Sarah Brightman / Rachel Ray

My Other Blog

火曜日, 8月 26th, 2008

またしてもブログが停まってしまって。。
日本からかえってきてすぐ引越しがあり、そしてすぐトロントの端っこにある大学のESLが始まったので、なんだかバッタバタでしたよ。。久しぶりにやったなぁ、通学時間1時間。。
気づいてみればもうじき9月。だからなのか~、なんだか朝晩エライ寒くなってきたと思ったよ。

さて、学校に行っていたこの2ヶ月間、授業の一環で英語ブログを書かされていました。
2ヶ月間で10記事というタスクだったので大した量じゃないけれど、書ける内容に制限があったので、いい点数を貰うためにも結構必死だったかも。。でも一つ一つにどんな点数が最終的についたのかは知らないんだけどね(苦笑)。

今後も勉強がてらボチボチ英語ブログ続けていくつもりなので、良かったら覗いてみてくださいね。また、Pooh’s BlogからI, Studentに飛ぶリンクをお気に入りブログリスト(右)に残しておくので、この記事が随分と下がりアーカイブ化した後でも、問題なく覗けるハズです。

ブログ「I, Student」はこちら

ちなみに、この新しいブログにあるブログリストの面々は先生(Don)とクラスメートたち。彼らの半数がすでに国へ帰っていきました。。彼らがブログを今後更新するかどうかわからないけど、一緒にハードな2ヶ月間をくぐりぬけた仲間たちなので、このままの形で残しておきたいと思っています。


学校の遠足 : テニス ロジャースカップ(トロント)

クラスメートの中には中国最高峰、北京大学哲学専攻の女の子(Puma = 数少ない「優秀(distinction)」で修了)や、MBAを勉強しにきている私と同い年の韓国人女性(Meggie = 私と同じく「優等」で修了)、今でも仲良しのベネズエラ美人(Maria = 同じく「優等」)とブラジル男児(Rafael = 「優秀」で修了)、東京出身の大学生(Ayana)など年齢も国籍もさまざま。みんな真面目で勉強家、尚且つユーモアもあり、ジョークもとばし、時には真剣に議論し…。とってもいい仲間です。

でも私のブログって結局「食べブログ」の性質は否めないのよね。
「食べ物の写真が見たい人はチエのブログに行くといいよ~」とクラスで先生にまで言われたし。。
だって食べ物って誰も傷つけないし、時には人を幸せな気持ちにさせるし、「百利あって一害なし」だと思いません?で、べつにどこかの宣伝しているわけじゃないし、しなきゃいけないわけじゃないし、いち凡人の私は思ったように(=好き勝手に)書けるというところがまたいいしね~。


クレープ屋さんのパニーニ。また食べたくなってきた…。

そうそう、学校自体は、大学付属のアカデミックESLの一番上のクラスを「優等(honors)」付きで修了しました!イェーイ。修了式まであって、なんだかこんな感覚久しぶりでした。学校のことはまたおいおい記事にしていくとして、とにかく、これで英語テストなしで大学に来年の願書が出せるので、ほっと一段落です。。しかし、もう時期新しい学年がスタートし、たくさんの一年生が行き交うのを見ていて、その中に加われていない自分に気づくと、大学生までの道はなかなか近くはないんだということを実感する日々…。
9月からは週1日と少しペースを落として、ダウンタウンの大学のESLに通う予定です。
がんばれ、わたし!

Festival : Kamakura Matsuri 2008

土曜日, 4月 26th, 2008

まったくチェックもしていなかったのですが、偶然にも義両親の鎌倉滞在期間わずか2日の間のうち一日が、地元鎌倉では最も大きなお祭りである「鎌倉まつり」開催ということで、さっそくパレードを観に行ってきました~。


お御輿の上に子どもの御輿乗り。
 ↓ 次々と子ともが乗り、最終的には3人に! ↓ 

※ この御輿乗り、浅草三社祭では「神聖な御輿に人が乗るのは宜しくない」ということで禁止行為なのですが、それでも昨年御輿乗りが出て、都の迷惑防止条例違反で5人も逮捕者が出たため、今年は異例の本社(浅草神社)御輿なしの祭となったことは記憶に新しいですね。ま、あそこの御輿乗りはふんどし一丁でしかもほぼ全身刺青だったりしますしね…。(暴力団が関与しているという噂あり)

 ↓ 浅草三社祭の様子(写真はすべてネットより拝借) ↓ 


一度ナマで観たが、それはもんのスゴい迫力だった。。


こんなんだしね…。

鎌倉まつり自体は実は一週間前の頼朝祭俳句会(於:鶴岡八幡宮)によって既に始まっており、この日もパレードの他に弓道大会、頼朝公墓前祭、今年のミス鎌倉のお披露目、琴の演奏、静(源義経の妻)の舞などさまざまなイベントが開催されるとのことでした。さらに野点席(裏千家・表千家・橘会)や建造物ライトアップなどを経て、一週間後の流鏑馬(やぶさめ)で締めくくられます。


鶴岡八幡宮での「静の舞」奉納(ネットより)


今年のミス鎌倉さんたち。(ネットより)


流鏑馬(ネットより)。カッコイイ~!!

さて、パレードです。
由比ヶ浜海岸近くにある鎌倉市立第一小学校からスタートしたパレードは、南北に走る若宮大路を鎌倉八幡宮に向かってまっすぐ進みます。毎年、音楽隊・御輿・お囃子などがパレードで練り歩きますが、今年は50周年ということで、これに武者行列が加わったりするとのこと。


武者行列の一部 / 和太鼓軍団


当然車も渋滞します。犬も興味深深。


盆踊り軍団のみなさん

そういや大変昔の話ですが、ワタクシ小学校のとき鼓笛隊クラブに所属していたことがあるのです。6年生で指揮者(ドラムメジャー)に選ばれたので、先頭で長い指揮杖(=メジャーバトン。列の後ろからでも指揮が見えるようになっています)を振りかざして、このパレードに参加した覚えがあります。


鼓笛隊の行進


私が使っていたものと同型のメジャーバトン。
これが子どもには結構重いので、トレーニングは欠かせません。

パレードには神社や町内の山車(だし)やお御輿が沢山参加します。お囃子会や子ども達が担ぐ町内御輿(平担ぎ=「わっしょい、わっしょい」の掛け声で揺らさず担ぐ)から、地元に根付く企業が参加する企業御輿(今年はNTT湘南や三菱電機などが参加)、神社の御輿会所属などの血気盛んな老若男女、謳いながら白装束でゆっくり御輿を担ぐ天王唄(大町天王唄会。歌詞はこちら)などが賑やかに練り歩きます。


まとい。(左:おとな、右:子ども)


獅子舞。(左:おとな、右:こども←疲れてしまった様子。笑。)


山車をひく子どもたち(左)と、引かれて進む山車(右)

私の両親も、その昔は五所神社という小さな神社の「五所和賀会」という御輿会(どっこい担ぎ=「どっこいどっこい、どっこいそりゃ」という掛け声と御輿の側面にある金の金具を御輿に打ち付ける音とともに担ぐ。湘南には多いらしい。)に所属しており、両親が担ぐたびに小さかった私や兄も半被を着て後ろから「どっこい、どっこい」と付いて歩いたものでした。


五所和賀御輿

その五所和賀会は、神社はとっても小さいのに担ぎ手が沢山いて、さらに他の御輿の担ぎ手も入れ替わり立ち代りで大賑わいです。担ぎ手さんたちの中には地元じゃない人も多くいるようで、祭りというと電車に乗ってでもやってくる御輿野郎も珍しくないのだそうです。ま確かに、神社って系列があったりしますしね。
御輿同好会などというものも存在しているらしく、会の団体さんで他社御輿に(勝手に)参加ということもあるようです。何にせよ、楽しいのはいいことだしね。


すごい人の山。。

よく見ると、おじさんの肩が大変なことに!

 ↓ ↓ ↓ ↓ 


担ぎダコだ~!!

で母によると、御輿の先頭部分を担ぐのは名誉なこととされているため、後ろの人は前の人をどんどん押して少しでも前へ行こうと詰めていくので、しっかり担いでいないと押されて弾き出されてしまうのだとか。足取りは軽そうなのに、結構大変な世界(?)のようです。。
派手で賑やかな五所和賀は地元にも観客にもとても人気があるようで、パレードの順番はいつも後ろのほうです。(今年のパレードではトリでした!)

YouTubeで2007年鎌倉まつりをのぞいてみる(← 誰かがアップしたもの)

社団法人 鎌倉市観光協会
神奈川県鎌倉市御成町1-12
Tel : 0467-23-3050(代)

Movie - Lars and the Real Girl

火曜日, 2月 26th, 2008

はっはっは~、この映画は面白かった!!
観たのは1月末。実は、ルーマニア映画「4 luni, 3 saptamani si 2 zile (= 4 Months, 3 weeks and 2 days) 」を友達に提案したら「それ暗すぎだし重すぎ。」と一蹴にされたため、代替案でその日に決めて観た映画。しかしこれが大正解だった!(一蹴にされたこのルーマニア映画はカンヌでパルムドールとってるし、まだ観る気まんまんです。→ 一緒に観たい人の連絡求む。)

【ストーリー】
田舎町の兄夫婦の家のガレージに一人で住むLars ラーズはシャイで人とうまくコミュニケーションをとることができないが、仕事もし、毎週教会にも通い、その純粋さで町の人たちに愛されている。ある日「紹介したい人がいる」と兄夫婦を喜ばせたのもつかの間、彼の連れてきたガールフレンドとは、インターネットで注文した等身大セックスドール「ビアンカ」だった!「ブラジルから宣教に来て、英語が話せず、障害のため車椅子が不可欠」と兄夫婦に紹介するラーズ。まるで実際の彼女に接するようにビアンカを愛するラーズを見た兄夫婦は病院へ「2人」を連れていくが、精神科医は「ビアンカは理由があって彼の中に存在している。解決へのチャンスを待つしかない」とし、「彼がその妄想を必要としなくなるまで」ラーズの妄想世界を支援するようアドバイスする。ショックを受けつつも兄夫婦は街中の人に協力を依頼すべく奔走するのだが…。
※ 英語版トレイラーはこちら

現実っぽくない突飛なアイディアで(マネキンじゃなくてセックスドールを注文したところは実は重要なポイント)、家族とは何か、人の優しさや温もりとは?と笑いあり涙ありで問いかける素敵なファミリーコメディです。ラーズの妄想世界を守るうちに、ラーズと兄Gus ガースの過去、彼らが幼い頃に他界した母親との繋がりなどが複雑に絡み合っていることが判ってきます。
また「妄想世界を守る」のも小さな田舎町だから実現する話で、住人達がラーズを傷つけないように奮闘しつつ2人の姿から何かを学び取っていく様子なども、笑いの中にもホロリとさせられる温かいものがあります。

また、なんといってもメインの3人;ラーズ(Ryan Gosling ライアン・ゴズリング)とガース(Paul Schneider ポール・シュナイダー)、そしてガースの妻Karin ケリン(Emily Mortimer)の演技がとても印象的です。一見すると3人ともチカラの抜けた田舎の人っていう感じなんだけど、対人恐怖症で常に緊張しつつも孤独を抱えているラーズ、過去の弟との関係に負い目を感じ現在のラーズの状況に責任を感じているガース、そんな2人を静かに見守りながら家族としてできることは何かを常に模索しトライし続けるケリン、それぞれ3人のいい感じのチカラの抜け具合と間合いのお陰で、笑わせられつつもいろんなことを真剣に考えさせてくれます。

Lars and the Real Girl」は、アカデミー賞でもオリジナル脚本賞にノミネートされ惜しくも受賞は逃しましたが(「JUNO / ジュノ」が受賞)、その他さまざまな賞の受賞・ノミネートされています(主演男優賞を獲得したものもあります)。日本では今年、渋谷シネクイントにて公開されるそうです(邦題未定とのこと)。おすすめです!

Movie - The Kite Runner

月曜日, 2月 25th, 2008

 
映画のポスター / 原作本表紙

ここのところ、最近みた映画は自分の中で結構ヒットしています。観たものを全て記事にしたいくらいですが、なかなか追いつかず。。でも、この映画「The Kite Runner」はきちんと自分で覚えていたくて、重い腰を上げて書くことにしました。
原作は日本語版(表紙安易すぎか考えなさすぎ…)も出て、映画はつい最近、都内の単館系にて公開されたようですね。

【ストーリー】
アフガニスタン首都Kabul カブールの中心地で厳格な実業家を父として生まれ育った少年Amir アミールと、使用人の息子で常にAmirに付き添い親友のようにして育ったHassan ハッサン。Hassanのもつ誰からも愛される大らかな性格、正義感、凧揚げの天分の才へのAmirの尊敬と羨み、さらに裏切りという苦い過去を抱えつつ、1979年のソ連アフガン侵攻を機に情勢の危うくなったアフガンを離れ父と共にアメリカへ移住するAmir。20年後、成長したAmirはその過去と対峙するべくタリバンが勢力を誇るアフガンへ命をかけて戻ることに…。
※ 日本公開のトレイラーをみる - > こちら

原作はKhaled Hosseini ヘイルド・ホッセイニ(日本ではKを発音し「カーレド」と読んでいるようです)の処女作として2003年に英語で書かれ出版されており、本の主人公同様作者自身もアフガニスタンで生まれ育ちアメリカに移住しています。この時期にアフガニスタンを舞台にした映画というと何だか現在のアフガンの不安定な政治情勢や他国の干渉を批判もしくは肯定する平和主義映画なのかなと思いがちですが、確かにそういったメッセージも含んでいるのかもしれませんが、もっと人間の中身にぐっと焦点を当てており、悲惨な状況下でそれぞれ懸命に生きている人々の心を追っている素晴らしいストーリーだと思います。

過去に犯した過ちがほんの小さなことであれ、そによって起こった悲劇は変えることはできないけれど、その後の人生の中でどう生きていくかによって、過去を引きずり続けるのか、フタを閉めるのか、もしくは決着をつけ前向きに歩くようになれたりするんだなぁって気づかされます。その過ちは子どもだろうが、おとなだろうが、裕福だろうがなかろうが、するときはするし偶然が重なって避けられないこともある。。
そう考えると、はじめはこそばゆいと感じた邦題も、かなり納得のいくものではあります。

※ 主人公Amir(大人)を演じた俳優Khalid Abdalla ヘイリッド・アブダラのインタビュー(英語)はこちら

トレイラー(英語版)はチェックしていなかったけれど、観た一番の動機は原作でした。昨年1月に受講したESLの教科書に採用されていたのです。抜粋されたその部分だけ読んで、短いながら登場人物の人間模様や心の動き、情景や時代背景が丁寧かつ鮮明に描かれており素晴らしい本に違いないと確信していました。実際本を買ってすぐに夫側の家族に貸してしまったので結局まだ読めていないのですが、本が帰ってきたら映画に出ていた景色を思い浮かべながら読みたいと思っています。
映画の中の舞台はとても美しく(特に凧揚げ大会のシーン)、タリバン勢力化に設定が変わってもその殺伐とした風景を疑いもなく観ていたのですが、後で知って驚いたのは撮影のほとんどが中国で行われたということ。確かにアフガニスタンでの映画撮影は事実上無理なのでしょうが、中国とは!そういえば、アフガニスタンではこの作品の上映も禁止されたのだとか。描き方的にタリバンに対してかなりチャレンジャーだった気はするけど。。

多くの俳優さんたちが初めてなのか、IMDbの記録に残っていないだけなのか判らないのですが、子役たちはきっと初めてなのでしょう。とても活き活きと輝く演技で(素かもしれない)、観る側も物語にすんなりと入り込めた気がします。特にHassan役の子どもが素晴らしかった(写真右上)!!!それと主人公Amirの父親( ↓ )。

ひとつだけ残念だったのは、このタイプの凧揚げ(Kite Fighting、アフガンのものはAfghan Fighter Kiteとして区別されているようです)についての詳しい説明がされていなかったこと。1人が糸巻き(Spool)を持ち、もう1人が糸を掴んで凧を操縦することは観ていれば何となく掴めると思いますが、重要なのは凧糸は他の凧と糸を切合う戦いをするため砕いたガラス(グラスファイバーなど)で綿もしくはナイロンの糸をコーティングしてある、という点です。操縦する側は素手で糸を掴む(現代ではもしかしたら手袋でもしているのかも?)ため、通常の状態はもとより、風に乗れば糸が引かれてグラスファイバーによって手や指を切ってしまうのです。


左:操縦者はこのように糸を持ち凧を操る (クリック拡大)
中・右:補助者は両手で順手もしくは逆手にスプール(糸巻き)を持つ

つまり、凧揚げの勝者になるためにはその苦痛とも戦い続けなければならないということです。風を読み、凧を操り、多くの敵を切り落とすうちに、凧糸を操る指も手のひらも血だらけになり、その痛みは相当なものになるはずです。それだけに、勝者は勇者と街中に認められることになります。劣等感を常に持っていたAmirは、少年時代に大会で14の凧を切り優勝した父親に対して「自分がどれだけ男らしく貴方の息子としてふさわしいか」ということを誇示すべく、なんとしても勝たなければならなかった。原作では、その痛みに耐えつつ血だらけになった糸を必死で掴むAmirと、彼の気持ちを十二分に察してそれを見守るHassanの様子が克明に描かれています。
捻じ曲がった親子の関係は丁寧に書かれていたものの、この種の凧上げに縁のない人にはそこまで理解できないと思うので、凧屋のおじいちゃんのセリフの中一箇所だけでもいいから入れたら良かったんじゃないかなと思いました。

※ 凧を揚げている様子がわかるトレイラーはこちら


TIME誌ウェブサイト”Oakistan tackles killer kites”より

しかし本当に危険らしく、パキスタンでは2003年にメタルファイバーを使った糸での凧揚げ中に、対戦相手の喉を切って死亡させてしまい、殺人として扱われたケースがあります→しかも何件も同時に起きており、被害者の中には子どもも数人含まれるとか)
またこの事件からも想像できるように、凧揚げ大会というと広い野原や海などの会場を想像しますが、アフガニスタンやパキスタンなどでは揚げる場所は様々。人の家の屋根に乗っている子どももいれば、そのへんの道端や狭い路地から揚げている子、小さな広場から揚げている子もいて、また移動も自由なようです。


こんなに沢山の凧が一同に空を舞う

アフガニスタンではGudiparan Bazi、パキスタンではBasantなどと呼ばれ、スポーツの一種とされているようです。(アフガンタリバン統治下では禁止されていた時代があったとか)

※ 映画「The Kite Runner」はアカデミー賞2008にてアカデミー作曲賞(Best Achievement in Music Written for Motion Pictures, Original Score)にノミネートされました。作曲家Alberto Iglesiasゴールデングローブ賞2008ならびに英国の映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA=British Academy of Film and Television Arts)賞にもノミネートされたその美しい音楽の一部は公式ウェブサイトを訪れ「Enter Site」をクリックすると別画面が開き流れますのでぜひ聴いてみてください(SoundをONにする)。

※ また、Hassan役のAhad Khan Mahmidzadaくんは、2007年のブロードキャスト批評家協会(BFCA=Broadcast Film Critics Association) Critics’ Choice Award(評論家賞?)の「Best Yong Actor」に選ばれたそうです。うん、納得。

多くの人たち、特に過去の苦い思い出を抱えて生きている大人たちにぜひ、大切な人と一緒に観てもらいたい映画のひとつです。

Justice - Law & Order

水曜日, 1月 30th, 2008


ファンには馴染み深いオープニング

お気に入りで日頃みているLaw & Order (法と秩序)というTVドラマがあります。ニューヨーク市警本部を舞台にしたアメリカの刑事ドラマです。扱う事件のカテゴリーによってシリーズ化されており、我が家のケーブルテレビの基本パックで観ることができるのは性犯罪・若年被害者などを扱う「Special Victims Unit (= SVU、性犯罪特捜班)」と、通常の殺人事件を扱い、犯人がなぜこの殺人に至ったのかを暴いていく「Criminal Intent (=犯罪意思)」があります。日本でもケーブルかな?放送しているみたいですね。

再放送をほぼ毎日録画しているのですが、今回観た「Criminal Intent」がとても心に残ったので、早速記録することにします。ストーリーと感想なので、つまらないかもしれませんが。。


左からゴーレン刑事、イームス刑事、殺人課キャプテン、地方検事補

☆ Season 5, #9 “SCARED CRAZY”

コンピュータープログラマーで暗闇閉所恐怖症の兄Robbie ロビー (DJ Qualls)と長年共に暮らしてきた妹は、たまたま知り合った精神科医Katrina カトリーナ(Jennifer Van Dyck)を信頼しロビーに紹介、セッションを開始させる。ある日、彼の働くビルの向かいのITオフィスの若いプログラマーが、帰宅途中の地下鉄の階段で何者かが落とした自動販売機に押しつぶされ死亡。被害者の会社に出入りしていた男性がロビーの同僚だったこと、またロビーが殺人のあった晩に被害者を目撃していたことから、NY市警察殺人課の刑事Goren ゴーレン(Vincent D’Onofrio)とEams イームス(Kathryn Erbe)はロビーに聞き込みを続け、様々な物的証拠からロビーを犯人と断定するが、動機はおろか、彼と被害者を結ぶものが何一つ見つからず…。


ロビー役 DJ Qualls / カトリーナ役 Jennifer Van Dyck

(ここからは相当ネタバレになるので、困らない人だけ読んでね~)

ロビーの行動を追っていくうち、鍵が精神科医カトリーナの自宅で行われた2週間に及ぶ「集中治療」にあることを警察は掴んでいく。彼女はかつて軍の研究施設で働いていた過去を持ち、研究内容こそクラシファイド(軍事機密)として公にされていないものの、「兵士が敵の捕虜となり、拷問を受けても口を割らないようにするための、精神操作の実験」だったのは業界の噂で明らかだった。当時の同僚から、彼女が仕事に嫌気がさし軍を退職、学校に戻って精神科医の資格を得、クリニックを開業したことを聞き出した警察は、彼女がまだ軍部と繋がっておりロビーを実験対称にしていると睨み、家宅捜索を実施する。警察が彼女の家から発見したものとは…?

彼女の家の地下で見つけたのは鍵が何個もかかった不可解な扉。開けるとそこは2畳ほどの広さの、窓のない部屋があった。すえた臭いが部屋中に漂い、それを消すべくかけられたと思われるブリーチ(漂白剤)の臭い、そして中央にはパイプ椅子が一つ、天井にはスピーカーが埋め込まれていた。ロビーの「集中治療」はここで行われ、閉暗所恐怖症のロビーを閉込め、部屋の電気を消し、赤ん坊の泣き叫ぶ声が入ったCDをかけ、自分の意思で排泄することも許されないまま拷問の日々を過ごしたロビー。しかし荒療治と信じているロビーは警察の尋問に決して口を割ろうとはしなかった。セッションから開放されて日常に戻ったロビーは、殺人のあった日、被害者の職場にかかっていた音楽と被害者がヘッドフォンで聞いていた音楽のビートがあの赤ん坊のCDと同じだったことで心のスイッチが入り、音楽をとめたい一心で自動販売機を被害者の上に突き落としたのだった。ロビーは犯行時、善悪の区別がつかない状態・精神不安定であった可能性があるということで、自己防衛が適用されるか否かで不透明のままエピソードは終わったが、そのようにロビーの精神状態を極限に追いやった彼女は、殺人ほう助・監禁傷害の罪で逮捕される。


NY市内ロケが多くて有名らしい(写真は他のエピソードより拝借)

☆ 感想とその他

軍部研究施設時代のカトリーナの仕事は、「どのくらいの拷問に兵士は耐えられるのか、耐えた兵士がその後どういった行動をとるのか」について研究することでした。来る日も来る日も兵士を拷問しなければならなかった彼女は、国を守るための仕事で自分は誇りを持っているのだと固く信じることで日々を過ごしていました。しかしその生活自体が彼女にとっては拷問であり、耐えられず軍を退職したのでした。ロビーに出会ったとき、封印していたと思っていた過去の自分がカトリーナの中に甦ります。それはまるでロビーが「集中治療」のあとに音楽を聞いたことがきっかけで不安定になったように(この治療後の不安定期間を「Psychotic Break」と呼ぶようです)、ロビーの治療の過程が、彼女の中で拷問を与えていた記憶とオーバーラップしてしまうのです。ロビーを治療していると必死で信じているカトリーナでしたが、実際自分がロビーに与えていたものは拷問以外の何物でもなかった、その自分の行為がロビーを殺人者にしてしまった。結局彼女は自分でも気づかないうちに軍部時代の自分のゴールに向かって突進していたのです。

ひと昔前、ブレインウォッシュ(洗脳)という言葉が世間を賑わせていましたね。今はあまり聞きませんが。
きっと世界のどこかで(もしかしたらすぐ近くで)こんな研究はまだ続けられていて、こういう形で被害者が出ているのかもしれません。カトリーナは逮捕されたけれど、彼女も被害者だったのです。ロビーも被害者だった。ここで、観ている側は感情的には二人にとても同情し、責められるべきは軍部でありさらにその先の戦争じゃないか!という感覚になるのですが、検察側の弁護士(地方検事補 Assistant District Attorney = A.D.A.)が、「では殺された被害者への正義はどうなるのか」と問いかけます。動機や理由はどうあれ、殺人を引き起こした、それは紛れもない事実なのだと。それが精神の弱さであろうと何であろうと、選択肢はあったはずで、選択ができたはずなのだと。それがJusticeで、それを守るのが警察の仕事なのだと刑事たちに言い放ちます。

世の中ではいろんな凶悪な事件が起こっています。殺人者は血の通った人間であり、そのほとんどに悲しい背景があり、何もないところから突然起こる殺人はもしかしたら殆どないのかもしれません。通り魔だって、恵まれない家庭環境で育ったことで心が歪んでしまい、ほんの小さなことがきっかけとなって彼らを殺人へと駆り立てたりします。それでも、人の命を奪う権利は誰にもないのです。
Law & Order : Climinal Intent は、まるで殺人者側のストーリーを観客が追体験できるかのように犯人が犯行を犯す理由・背景を克明に追っていくので、ときには犯人が持つストーリーに涙することさえあります。しかし大切なのは、その背景を学ぶことであり、正義を曲げることではないのです。この番組はキャストのセリフを通していつもそれを気づかせてくれます。

“Law & Order : Criminal Intent”を検索 - > IMDb
エピソードガイド(英語) -> TV.com

Winterlicious - Bravi Ristorante

日曜日, 1月 27th, 2008

やー、ブログアップが大変久々になってしまいました。
気長に(適当に?)待っていてくださったみなさん、ありがとうございます!

久々のトピックならやっぱりテーマは「食」。いつもだけどね。。
ハイ、忙しくても相変わらず食べてます。

寒さのまだまだ続くここトロントでは、で1月25日から始まったToronto’s Winter City Festivalの一環として、Winterlicious ウィンターリシャス(たぶんウィンターとデリシャスを掛けている!?)が開催されています。普段はお財布的に門をくぐらなそうなレストランが多く参加し、専用メニューもしくは値段設定がなされ、比較的リーズナブルなお値段でゴージャスなコースまたはお料理を堪能することができるという、食べるのが大好きな人にとっては涙ものの有難いイベントです。

義従兄夫婦との夕食に選んだのは、イタリアンレストラン「Bravi Ristorante ブラヴィ・リストランテ」。理由のひとつには、最近夫婦でよく観ている「Restaurant Makeover レストラン・メイクオーバー」というテレビ番組(Food Network)に採り上げられていたから(笑)。(番組については注釈参照)予約が8時半だったので、その前に近くにある別のレストラン「Beer Bistro ビア・ビストロ」(← ここもWinterlicious参加)でベルギービール「Leffe」を2杯、美味しいフレンチフライとともにひっかけてから出かけました。


Beer Bistro / Leffe

さて時間通りにBraviに着いたものの、席が空かないということでバーカウンターで20分ほど待つことに。義従兄がスコッチをオーダーしたので調子に乗って値段も確認せずカクテルをオーダー。。夫の目が「まだ飲むの!?」と言わんばかりなのを完全に無視して、カウンターで至福の時を過ごしてからテーブルへ。
店内はレンガ造りの古いビルをうまく利用し、とても落ち着いた雰囲気です。


(左)お店の外からウィンドウ / (右)壁のワイン棚が個性的で素敵!

 
(左)ブースシートはないけど、こんな素敵なセミプライベートも。
(右)お店の奥(写真左奥)には古いエレベーターが。倉庫だったんでしょうかね。。その中もセミプライベートシートになっています。ともかくこれ上下に動かせるみたいで、お客さん遊んでました(笑)。

そして以下が私が注文したコースのお料理。3皿のコースで通常$59のところ、Winterlicious価格で$35でした!

前菜はイタリア料理では欠かせないポルトベリーニ・マッシュルームのゴーダチーズのせ。ま「シイタケの丸焼きチーズのせ」みたいなもんでしょうか(笑)。シイタケよりもくせがないので、誰でも楽しめるかも。マッシュルームは肉付きもカタチもすばらしく、ソースも醤油のかわりに大好きなバルサミコ酢。口の中でジューシーな味わいが広がります。うーん、美味☆


Baked Portobellini mushrooms
(With goat cheese and balsamic dressing)
焼きポルトベリーニ・マッシュルーム、ゴーダチーズ乗せ、バルサミコ酢ドレッシング

魚介類が食べたくて、他のメニューなんて目もくれずメインはアカハタのグリルを注文。薄味好きな私的には酸味と塩気の強さが気になったけど、ムール貝も美味しかったし(どっかの変なお店みたく閉じた貝なんて入ってなかったし)、魚もフレッシュでサイズも満足。


Grilled Blacktip Grouper
(Served with Clams roasted cherry tomato and white wine broth)
アカハタのグリル、ムール貝とチェリートマトの白ワインブロス(スープストック)煮

デザートはちょっとグランマニエ(オレンジリキュール)が強すぎたのか、洋梨の味や甘みがすっとんでました。食感を除いては洋梨を食べている感じが全然しなかったし(笑)。お酒にアレルギーのある夫が注文したチョコケーキのほうが、フォンダンショコラのようでサクサクと美味しかったです。。ちょっと後悔。


Poached Pear
(with Grand Marnier mascarpone cream)
洋梨のワイン煮、グランマニエとマスカルポーネクリーム添え

では夫の食べたものはというと。(縮小扱い。笑。)


Grilled calamari (Served with risotto Nero and Ivory sauce)
いかのグリル、イカスミリゾットとアイボリーソース添え

※「アイボリーソース」って何だか知ってる人教えてください…。象牙色のスープはどこにも見えません(笑)。


(左)Spinach and Ricotta Gnocchi (In San Marzano tomato sauce)
ほうれん草とリコッタチーズのニョッキ、サン・マルザーノ トマトソース
(右)Warm Flour-less Chocolate cake (With crème anglaise)
小麦粉を使用しない温かいチョコレートケーキ、アングレーズソースがけ

とっても美味しかったです~。
でもレシートを見てびっくり。義従兄の頼んだスコッチは$15、私のカクテルは$9、お水が一杯$2.99(お水は有料と知らず注文。ソフトドリンクと同じ値段なんてびっくり…)結局税金とチップ入れて一人$50以上になりました(苦笑)。

Restaurant Makeover : Food Networkチャンネルの番組のひとつ。トロント市内を中心に、落ち目のレストランをトップデザイナーとトップシェフの手入れによって再生させる番組。大抵1週間以内で大掛かりなリノベーション(改築)を行うが、レストランオーナーは全てが取り払われた場面以降、オープン日までその工程やデザインプランを見ることが許されていない。例えば再生のための予算が30万円だった場合、オーナーと番組が半分ずつ出し合うという仕組みになっている。
> エピソード「Bravi Ristorante」を番組ホームページでチェックする

Winterlicious は Winter Festival 同様に2月7日まで開催
さっそく加盟店をチェックしてGO!


Bravi Ristorante
40 Wellington St. East (Front × Church付近)
Toronto, Ontario, M5E 1C7
Tel : 416-368-9030
Fax : 416-368-8987
日曜定休


Beer Bistro
18 King St. East (King × Yonge)
Toronto, Ontario M5C 1C4
Tel : 416-861-9872
Fax : 416-861-9251
土日祝日はブランチメニューあり

Napoleon Dynamite - Cast -

金曜日, 8月 11th, 2006

映画の内容は前回お話ししましたが、何度観ても驚かされるのは俳優人の変貌振り。素顔を見てホント驚きでした!!

※注意:映画をまだ観ていない方へは若干のネタバレ有り

Napoleon ナポレオン役のJon Heder ジョン・ヘダー


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ええっ!?Σ(゚Д゚)

ファッションモデルをやっていたアメリカ・コロラド州出身の俳優ジョンヘダーは、1977年の現在29歳。モデルなだけあってかなり背が高いです。この映画がきっかけでCM広告などに多数出演が決まり一躍売れっ子に。

兄Kip キップ役のAaron Ruell アーロン・ルーエル

(( ;゚д゚))アワワワワ…

1976年アメリカ・カリフォルニア生まれ・育ちの彼。とても私より一つ若いようには見えません。。髪の毛のせいかな。
彼はこの作品が俳優デビューで、本業は写真家・CMディレクター。今回のプロモーション用写真は全て彼が撮影したそうです。彼がデビューしてからコメディアンのKyle Dunniganに間違われることが多くなったと困っているとかいないとか。(リンクから写真に飛べますが、似ているかどうかは強く疑問。)
全然関係ないけど、個人的にはこういう顔は好みだな~☆

Uncle Rico リコ叔父さん役のJon Gries ジョン・グリース


好きだなぁ、このノリ( ´ー`)。と思っていたら…
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こんな真面目っぽい人だったなんて…( ゚д゚)ポカーン

1957年アメリカ・カリフォルニア生まれ。だいぶ髪の退廃が進んでいるけど結構2枚目な彼は表舞台を歩いてきた俳優ではないけれど、プロフィールを見ると「ゲット・ショーティー(1995)」やテレビシリーズでは「24」、「ビバリーヒルズ青春白書」、「ER」、「Xファイル」へのゲスト出演をしていたりと、作品数は結構多いようです。苦労してるんだ…。
「ナポレオン~」の中で彼演じるリコ叔父さんがステーキをダイナミックに食べていますが、実は彼はベジタリアンで、このシーンの撮影でも肉を口に入れて噛んではいたものの絶対呑み込まなかったという裏話があります。
「ナポレオン~」で新境地を開いたということで、頑張ってほしいです。

友人のメキシコ人 Pedro ペドロ役のEfren Ramirez エフレン・ラミレッツ


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ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!!!違いすぎ~!!

メキシコ人ペドロを演じるエフレンは1973年アメリカ・カリフォルニア生まれのロスっ子(死語?)。メキシコ人として自然に見える彼は、実際エルサルバドルとメキシコの血を受け継いでいるのだそうです。
カナダはモザイク文化なのでメキシコ訛りの英語を生で聞くことがありますが、それよりも夫が冗談で「これはメキシコ系の訛りねー」とかいいながら真似をして喋るのに似ていたので笑っちゃいました。アメリカの有名なアニメ「Simpsons」ではインド系のコンビニオーナーが出てきますが、強いインド訛りがあり、さらに強調しています。エフレンの演技がメキシコ訛りを強調しているように聞こえるのは、もしかしたらアメリカでもウチの夫がやっているように訛りについて冗談を言い合ったりする文化があるからなのかもしれませんね。

しかし驚きました。人って変われるものなんですねぇ。。
あ、そうそう。この映画は先の記事にも書いたように爆発的な人気を誇り、コアなファンを沢山生んだため、「Vote for Pedro (ペドロに一票を)」のTシャツや各キャラクターのフィギュアなどをはじめとしたグッズがいろいろ販売されている(すごい売れ行きらしい)のですが、その中にこんなものを見つけてしまいました。


Kip-Accessory Kit キップアクセサリー・キット

アクセサリーキットって。。
映画の中でキップがイメージチェンジをする部分がありますが、そのキットなのでしょうか??写真を見たところではバンダナとかペンダントが入っているのかなぁ。買う人がいるんかいなと思ってGoogleのイメージ検索をしたら、結構コスプレする人っているんですね。キップのコスプレに限らず、キャラと同じ格好して写真をとっている人のなんと多いこと。そしてみんなネットに出しているし!うーん、SF映画なんかのコスプレなら何となく判るけど、これってコメディ映画だし、なんだか不思議。。


「Vote for Pedro」のTシャツを着ているナポレオン

それと映画を観ていない人が誤って写真を見ると面白くないので載せませんでしたが、キップの彼女役の人はてっきり男性俳優かニューハーフだと思っていたのですが、れっきとした女優さんだそうです(笑)。

Napoleon Dynamite

木曜日, 8月 10th, 2006

この映画、何度観てもすっごい面白い!!!

アイダホの「ど」田舎に住む冴えない高校生ナポレオン(苗字がダイナマイト)の日常を描いた映画「Napoleon Dynamite (2004・米)」。インディーズ作品ながら公開当初6館のみの上映だったのがティーンの間の口コミでまたたくまに評判が上がり、3ヶ月後には1,027館での上映に拡大となっていたのだとか。
我が家も以前に人から借りて観ていたのですが、あまりの面白さにDVDを買ってしまいさらに観て、そして3回目の今回は今日から我が家に滞在している夫のお母さんと一緒に観て再び大笑いしました。


(写真右)兄を街へ連れていく「ライド」

彼のキャラも強烈ながら、周りを固めるキャラも強烈。30歳を過ぎても仕事にもつかずネットで知り合った女性とチャット恋愛に没頭する無口な兄キップ、タッパーウェアの訪問販売を仕事とし自己中心主義で老いる自分を受け入れられず若かりし日々(=80年代)そのままの世界に身を置きたい叔父リコ、ナポレオンのクラスに転入してきて友人になったメキシコ人ペドロ…。


ナポレオンとペドロ

友人ペドロが生徒会長に立候補してそれをサポートする立場についたナポレオンの奮闘、どういういきさつかは語られないけど孫であるナポレオンとキップの面倒をみている男勝りのおばあちゃんが四駆から落ちて怪我をしたために、二人の面倒をみに叔父リコがやってきてからのドタバタなどを通して、ナポレオンや登場人物たちが成長していく姿を描いています。


絵を描くナポレオンと見守る友達のデブ(Deb=名前です)

ナポレオンはいつもボケ~っと口を半開きにしていて、学校で毎日いじめられ(本人は「今日はツイてない」ぐらいで落込むわけでもない)、想像の動物を描くのが好きな物凄いおたく、という今までの映画の主人公にはありえないような凄い強烈っぷり。映画はこのナポレオンの口癖や独特の喋り方をふんだんに交えながらゆる~い視点で進むので、ゆる~く笑い飛ばせること間違いなし!お奨めです!

最近知ったのですが、邦題は「バス男」なんですね。。電車男にあやかったのかなぁ?確かにスクールバスで通っているからか?とも思えるけど、バスのエピソードが重要なわけでもないんだけどね。なんか物凄い違和感。
とは言え、あのナポレオンの独特の喋り方・口癖をどう日本語訳したのか凄く観てみたいです。だれか日本で映画を観た人、教えてくださーい!


しかも「キター!」ってさぁ。。

映画を観た人はぜひ次の記事*俳優人の素顔編*へ

Toronto Trek 20 - 4 - Battlestar Garactica

水曜日, 7月 12th, 2006

この日のスケジュールの中に、スターのフリートークショーが幾つか開催されていました。私達がまず参加したのはSFドラマ「Battlestar Galactica」にTom Zarek トム・ザレクの役で出演し、過去オリジナル版(1978年)で主役Apollo アポロを演じた俳優「Richard Hatch リチャード・ハッチ」のフリートークでした。


現在のリチャード / アポロ(旧Galactica)だったときのリチャード

リチャードが語るところによると、旧作は莫大なコストの割りにファンの支持がつかず、途中で打ち切りになったようです。でも彼はギャラクティカが忘れられなかった。いつかまたやってやるんだ!と凄く熱い想いを抱き続けてきたとのこと。
彼はギャラクティカの小説を書き続けており、1997年に最初に出版された1作目「Armageddon アルマゲドン」は発売3週間で売り切れてしまったほどだそうです。その後2003年までに順調に4作を出版しています。

また、下の写真はは、Battlestar Garactica新シリーズの主役アポロ(軍部戦闘機パイロット)である Jamie Bamber と新シリーズでは政府に対するテロリスト組織のリーダーという、ある意味悪役のトム Richard Hatchです。左は恐らく新旧アポロという意味でアド用に撮られたもの、右は実際のドラマからの写真です。迫力です~。

再びToronto Trek 20 に戻って。下の2枚の写真は私がコーヒーを買いに行った間に見逃したシーンです。夫が撮影したのですが、何故かStar Warsでお馴染みの剣「ライトセーバー」(勿論おもちゃです)でファンとバトるリチャードの姿がありました。。リチャードもSFオタクなのかと思いきや、なんと会場に来ていたキッズ(ファン)の一人がライトセーバーを所持していて、是非一指交えたいと申し出たそうです(笑)。ライトセーバーを持って歩いているなんて、「大人だけでなく」物騒な子どももいるもんだ。写真には大人が写っているじゃん、と夫に言ったら、その子どものお兄ちゃんだそうです。兄弟揃ってオタク。。


現在企画中の新しいSFドラマについて夢中に喋るリチャード


ライトセーバーバトル?

余談ですが、上に「大人だけでなく」と書きましたが、このライトセーバーを所持(もちろん自宅に)しているという噂のあるご主人を持つ友人がいます。詳しくは知らないのですが、彼の場合はSFオタクではなくStar Warsオタクかも知れません。Star Warsのショルダーバックも持ってるし。
(というわけでCちゃん、是非コメントをどうぞ!)


新・Battlestar Garacticaのアド

ここからは、Battlestar Garacticaを知らない方のために。
2004年から放送開始した新作のバトルスター・ギャラクティカはこちらでも大人気のシリーズで、つい最近第2シーズンを終えたところです。SF映画やSFドラマはCGや宇宙船など特殊なものが多く出てくるため当然莫大なコストがかかる訳ですが、この番組は大変多くの熱烈なファンを抱えておりお茶の間にもその輪が広がりつつあることによって、テレビ局が多額の資金を投入してシリーズを続けていく意向を明らかにしているほどです。このため、そういったCGや特殊なものもチープなものでなく、まるで本当に宇宙を舞台に戦闘やドラマが繰り広げられたのを撮影したかのようにゴージャスで、SFファンも充分納得行くものになっています。


戦闘シーンはこんなかんじ

ストーリーの説明をしたいところですが、私にとっては常に真剣すぎて重く、SG-1のように笑いと息抜きのポイントが全くないのでたまに疲れてしまうので(でも夫はすっごい大ファンです!)、残念ながら私の口(手?)からは魅力的にお伝えできないと思われます。。1時間ドラマの中で戦闘ばっかりしている訳でもないのに、常にその緊張感をリアルに保てるっていうのは確かに凄いことです。何だかんだ言って私も夫と共に観ています。

ということで、ストーリーや見所に関する文章は、ファンとしてポイントを全部抑えて魅力的に解説している渡辺千賀さんのサイト「On Off and Beyond - テクノロジー・ベンチャー・シリコンバレーの暮らし」へのリンクを下に貼りましたので、是非訪れてみてください。

24をしのぐ傑作「Battlestar Galactica」
Battlestar Galactica - 続き -


新シリーズのメインキャスト

Toronto Trek - 5 - へ続く