Volunteer @ Yee Hong Centre
以前にもちらっと触れましたが、カナダに来てから2ヶ月後くらいから始めた日系の福祉機関でボランティアをはじめてからというもの社会福祉に興味を持ち始め、現在では週に2日間の日系福祉事務所ボランティアの継続と、週に1日の特別養護老人ホームでのボランティアを加えての充実した日々を送っています。
その名前から察していただけるように、ここは中華系の非営利機関です。GTA(Greater Toronto Area=トロント市とその近郊)に4箇所の支所があり、各支所には中華系のみならず様々なバックグラウンドの居住セクションがあります。そのうちの Scarborough Finch スカボローフィンチという支所はCantonese(広東語を話す中国人)が中心ですが、一部が日系人のセクションになっています。
15人ほどいる日系人の中には、カナダで生まれ育ったいわゆる日系2世以降の方と、日本から移民したいわゆる1世の方がおられます。2世以降の方の中には、英語のみの方もおられれば、両方お話しになる方もおられますが、1世の方は基本的に日本語でコミュニケーションをとられるので、日本語を話すワーカーもしくはボランティアが必要となるのです。もちろん昔は英語を使っていらしたのだと思いますが、日本語で話す相手がいれば英語は必要ないですし、また認知症の進行によって日本語のみになっている方もおられます。

私が行っていた支所。以前触れたように、我が家からは遠かったです。。
ボランティアさんたちの仕事は居住者のアクティビティが中心です。介護は資格を持った有給の介護士さんたち(日本人介護士さんはいませんが、一部の広東人介護士さんが片言の日本語が話せたりします)がいるのでおまかせします。分業ということもあるでしょうが、大きな理由は、なまじ手伝うと危険だからということが大きいと思います。ボランティアさんたちは、すでに車椅子に乗っている居住者の方をアクティビティや食堂へお連れしたり、散歩の付き添いをしたり、話を聞いたり、お喋りをしたり、アクティビティの準備をしたりします。また居住者の様子で気づいたことを書きとめ、担当者や介護士・看護師に報告します。またボランティアさんの中でも過去に経験があったり、このセンターのトレーニングを受けている場合は、Feeding フィーディングと呼ばれる、自分で食事をとることが困難な方の補助をすることもあります。
アクティビティは曜日ごとにスケジュールが組まれており、私の通っていた月曜日には午前中に椅子に座ってできる体操とニュース解説の時間があり、午後にはCooking Funという料理の時間があります。クッキングでは中国や日本のお菓子、お惣菜などを作って提供したり、クッキーの飾りつけやお団子を丸めたりするような、居住者が自分で作れそうなものはみんなで衛生用の手袋をして作ります。美味しいものを食べることにやはりみなさん目が無いのか、毎回多くの参加者があります。特に日本のお菓子やお惣菜を作るとみなさん目を細めて喜んでくれるので、お手伝いしている私達もとても幸せな気持ちになります。中には涙される方もおられます。
その他のアクティビティにはブラックジャックやビンゴゲーム、日本の歌、手芸や工作、中華系ならではの太極拳の時間などもあります。
居住者の方の満足度はわかりませんが、センターは日系の方のためにかなり努力をしているようで、TVルームにはケーブルテレビがあり、常に日本の国際放送(我が家にもありますが契約は有料なのです)が流れ、日本語で番組を楽しむことができたり、日本語の週刊新聞も入り、食事も日本食かそうでないもの(大抵中華系)を毎回目でみて選ぶことができます。日本食といっても中華系のスタッフが作るので完全には日本食ではありませんが、頑張っていると思います。(ボランティアさんたちもランチを跨いで1日4時間以上活動の場合は、同じゴハンを無料で貰えます)最近は大学からの日本人実習生(栄養士)さんがキッチンに来ているということで、時々朝ごはんが純日本風(焼鮭、のり、たまご、ごはん、味噌汁、漬物など)の朝ごはんに変身しているようで、好評みたいです。

支所のひとつ
しかし残念なことに、この老人ホームでの活動を、今週の月曜をもって終えることにしました。直接の理由は4月末から始まるESLにフルタイム(月~金曜、9-15時)で通うことになったからですが、そのタームを終えた後も、もっと他の福祉機関もみてみたいと思ったのが大きな理由です。
社会福祉のエリアは大変幅広く、「揺りかごから墓場まで」とよく例えられているようですが、私はまだその中のどのエリアに的を絞るのかを決めていないのです。とはいえ昨年8月から始めたこの特養ホームも週1回ずつしか通っていないのに理解したつもりになっているわけではないのですが。。日本の大学で違う専攻で学んだ私にとって、福祉を学ぶために大学へ行くという選択は完全なメジャーチェンジになるわけで、英語以外にももっともっと勉強が必要だと半ば焦り気味になっている今日この頃。。
せっかく仲良くなれたおじいちゃんおばあちゃんたち、ワーカーさんやボランティアさんたちと今までのように会えなくなるのは寂しいですが、できるだけみなさんの顔を見に時間ができたときには足を運びたいと思っています。
ここで知り合えたみなさん、これからも宜しくお願いします!
4月 27th, 2007 at 7:38 am
ちえはいつも色々頑張っていて尊敬するよ。私は怠け者で全然ダメね。勉強頑張ってね。
4月 28th, 2007 at 7:19 am
ありがとう! でも実は私はホントに怠け者なのよ~。
何かして忙しくしているのが好きなんだと思う。何かしていないと不安になるというか。
でもその「何か」は家事とかでは決してなかったりする(笑)。
日本だったら私のような人は「結婚に向いていない人」ナンバーワンな気がする…。
学校やボランティアのことは自分の将来のためだからやっていて、この地に根を下ろしたからにはしたい仕事ができるようになりたいっていう。。年齢もあるし、焦りもあるのよ。こんなことしてないで子どもを生むことを考えたほうがいいんじゃないのか、とか。
短期滞在で住んでいるとしたら、こうはなっていないかもしれない(笑)。
ちゃんと子どもを生んで育てることを考えているかもしれない。人生って不思議だね。
そして、今わたしがこうやってやりたいことをやっていられるのは、やっぱり家族の理解と寛容さがあってこそ。ルーク(子どもは30歳以降とは言ってたけどね)には本当に感謝しているし、子どもが生まれるのを待ち望んでいるはずの互いの両親にも、とても感謝しています。