Niagara Tour - Icewine Winery -
車窓から見える葡萄畑。こんな景色があちこちに。
ツアーの目玉、ワイナリー見学です。
この辺りはワイナリーが沢山あるそうですが、バスが停まったのはその中のひとつ「Pillitteri Estates Winery ピリテリ・エステート・ワイナリー」。もともと南イタリアでワインを造っていた一家が第二次世界大戦後カナダに移り住み、葡萄園経営を始めたのが最初だそうです。葡萄農家としてコンクールで様々な賞を獲得し、1993年念願のワイナリーオープンとなりました。
ワイナリー入口正面にて
ツアーにはワインの製造工程の見学とワインのテイスティングが含まれています(ワイナリー自身が行っている見学ツアーを、日系のツアー会社が通訳として介在しツアーとして行っているのが今回のケースだと思います)。テイスティングの際はグラスの持ち方、匂いの嗅ぎ方などを含むテイスティングの仕方を教わりながら、赤・白・アイスワインを試飲します。
ツアーはこんな感じで。 / 広大な葡萄畑
広大な葡萄畑の写真をよく見ていただくと判ると思いますが、木が低い位置に一列に並んでいます。理由が二つあり、収穫が手作業なため摘みやすい高さになっていることが一つ。もう一つは、全ての収穫が終えたあと木を剪定するのに機械を使用するのですが、一列に並んだ木をレールのように跨いで移動するようにこの機械ができているためだそうです。
~Ice Wine アイスワインとは~
ナイアガラ(カナダ)の名産でアイスワインというものがあります。甘く、トロピカルフルーツのような薫り高い味わいを持つと言われているデザートワインです。
通常の葡萄の収穫は秋(9~10月)ですが、アイスワインは秋に収穫せず木についたままの葡萄を冬まで育てます。その間、ブドウは凍結・解凍を繰返しながら徐々に水分を失っていきます。12~1月にかけて零下が続くようになり、気温がマイナス8度~10度になった早朝(日中は気温が上がるため)に、自然に凍ったブドウを選びながら一房ずつ手作業で丁寧に収穫し、圧力をかけて一気に絞ります。すると、零下でも凍らない甘みと酸味、香りの凝縮された果汁だけを得ることができるのです。葡萄の成分が凝縮され濃度が高くなったこの果汁を6ヶ月近く(通常のワインの約8倍)かけてステンレススチールの樽(下写真)の中で発酵・熟成させアイスワインが完成します。
ピリテリ・ワイナリーのステンレススチール樽
この非常にかかる手間のうえ、ブドウ一房で僅かスプーン一杯程度(通常のワインの約1/8)しかできないので、アイスワインは大変希少性の高いワインとなっています。
アイスワインを作る鍵は、夏と冬の寒暖の差だといわれています。アイスワイン用のブドウを育てるのには、非常に暑い夏と安定した非常に寒い冬が必要です。ドイツやオーストリアでもアイスワインが作られていますが、もともとブドウが凍る温度まで気温が下がる日が少なく、また温暖化の影響によりさらに条件が厳しくなりつつあるようです。
ナイアガラ地域は湖が近い為、夜は風も強く寒さはピークに達するので、アイスワインの産地としてとても適しているということです。
ピリテリ・ワイナリーの葡萄収穫
~ピリテリ・ワイナリーのアイスワイン~
最高品質を保証する厳密なVQA(Vintners Quality Alliance)規格に従って作られています。カナダ産アイスワインはこの規格の印を持つものだけが本物として認められているのだそうです。
12月22日~1月22日の間に手作業で収穫された葡萄で作られたこのアイスワインは、ボトルで5から8年寝かせても風味を損なうことがないとのこと。
値段は375mlボトルで年代やスペシャルなどにより$40~$66、同量でスパークリングアイスワインになると$60~$70。
VIDAL (375ml) / VIDAL (50ml×12本入)
アルコール14%未満 糖度22
Pillitteri Estates Winery ( Map )
1696 Niagara Stone Road
Niagara-on-the-Lake, Ontario, Canada L0S 1J0
Phone: (905) 468-3147
Open: 7days a week
Tour: 12pm and 2pm daily