TTC Strike sucks

市営交通網TTC(Toronto Transit Commission)が月曜の朝、突然のストライキを起こしました。


格納場に置かれたままのストリートカー

この日、遠方へドッグシッティングに行くために朝6時半に知人と駅で待ち合わせをしていたのですが、駅のドアの鍵がかかっていることに気がつきました。作業員のようなおじさんに「今日TTCは使えないよ。何も動いていないよ。」と言われ唖然。…ストライキだ。夕べ寝る前にネットとテレビで確認したときはまだ日が決まってないって組合が言ってたのに!!!


市外・郊外からUnion駅に到着し、会社に向かって歩く人々

「Finch駅に行かなきゃいけないのに、どうやって行けばいいの?バスもないの?」と半ば取乱して聞くと、「歩くしかないよ」と言われました。歩いたら2時間以上かかるし、見かけるタクシーは全てお客さんを乗せています。
トロントの郊外には他市の交通網があるのでFinch駅まで辿りつけばなんとかなるのですが、トロント市内をカバーするのはこのTTCだけで、ストリートカーも地下鉄も、バスも、全てが止まっているのでどうすることもできません。
預かる予定だった犬のオーナーにすぐ連絡して、そこ(Markham)まで行けない旨を伝えると、今日は来なくていいと言ってくださったので一安心。待ち合わせしていた知人ととにかく朝ごはんを食べようと、近くのマクドナルドに入りました。


大半の人がタクシー・徒歩・自転車で会社へ行ったそうです

駅の前にはもうテレビカメラが来ていたので、ニュースで散々流れているだろうに、それでも人々は駅に向かっていました。いつか動くと思っているのか、それとも数年前のブラックアウトのときのように歩いて会社へ向かうつもりなのかは判りません。ボランティアの私達はのんびり朝ごはんを食べながら(まるで朝マックするために早起きしたような私達…)窓の外を行き交うサラリーマンやOLの姿をボーっと眺めていましたが、歩いてでも会社に辿りつかなければいけない人だってきっといるのでしょう。
後でニュースで見たら、80万人の足に影響が出たということでした。


怒りの市長Dabid Miller / 組合長Bob Kinnear

ストライキの原因は、バスやストリートカーの運転手達が運賃を払わない客から暴行を受けるので、安全のために仕切りガードをつけて欲しい、というものでした。私の住んでいる区域は治安がいいのでそんなことを考えたこともありませんでしたが、治安の悪い区域は確かにあり、一日約4人ものドライバーがそういった暴行を受けているそうです。

普通、ストライキは組合が実施数日前に一般に告知して行われるものですが、市長がインタビューで「事前の連絡もなかったほか、一部の従業員が組合を通さず勝手に起こしたもので、法律違反にあたる」と話していました。地下鉄だけでも動かしてくれればいいのに!と憤慨させられたのは確かですが、この臨時ストライキが夜にとりやめられ交通網が復旧した直後、またドライバーが襲われたそうです。翌朝のニュースで大きくとりあげられていました。犯人が運賃を払わなかったので払うよう言うと、持っていた鉄パイプ(何で持ってるの!?って感じですよね…)でドライバーと、近くにいた女性客を襲ったのだそうです。幸い軽傷ですんだようですが、会社(市)は今回の件を重大に受止め、従業員と客の安全を考えた対策を一日も早く立てて欲しいものです。


完全に閉じられた地下鉄へのドア

組合長は従業員を仕事に戻るよう説得する一方、「Strike is not over!!(我々のストライキはまだ終ったわけじゃない!)」と叫んでいたので、近々また実施されるんでしょうか。。
来週から私の両親がトロントへ遊びにくるので、ぶつからない事を願うばかりです。

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